防犯上で有効なカギについて
現在のピッキング等での空き巣事件が多く発生しています。留守であれば盗難のみですが、もし在宅していて侵入者と出くわしてしまったらと思うと、ゾッとします。家庭用のカギをピッキングで開錠するのは早い人で5~10秒、遅い人でも30~60秒あれば可能な構造です。ピッキングされないようにカギも、どんどん進化しており、通常の横切りタイプの単純なものではなく、横切りタイプでも柔らかいキー構造で変形し易いもの、ルーターでキーに凹みを作るタイプのもの、暗証番号、カード、指紋、音声、眼球、電波等の認証キータイプのもの、世間には様々な防犯重視されたカギが存在します。ただ、マンション等で当初から防犯重視のカギが設置されていれば良いのですが、古い建物であったり、中古物件であったりで、自分自身で防犯対策を行わないといけない方には防犯重視のカギ変更は高価な投資になってしまいます。安く、且つ必要最低限の防犯対策になるのはどのような方法があるのかを数件紹介致します。1.内カギを取り付ける。現状の壁と扉を内側で鎖、又は金属棒で繋ぐタイプです。ネジと、両面テープや接着剤を併用して取り付ける構造です。夜中の在宅中にピッキング開錠されても、内カギが掛かっていれば侵入者に在宅中と分かることと、切断してまで進入するには時間がかかる為、諦める事を促す効果があります。在宅中は内カギを施錠しておけば危険軽減になります。2.安価なタイプのカギを扉に複数設置する。ピッキングには数秒から数十秒かかります。カギが複数あると、ピッキング時間が長くなり、人に見られる可能性が高くなる為、複数のカギが設置されている建物は狙われにくい傾向があります。安価なカギを扉に増設工事するのも良いですし、両面テープで貼る鍵穴だけの「ダミー鍵穴」がホームセンター等で販売されています。3.人感センサーのライトで威嚇する。ピッキング中は明るい場所は人に見られる可能性が高い為、諦める事を促す事ができます。簡易的に付けられるセンサーライト等はホームセンター等で入手できます。より安価に効果的な防犯方法は他にもありますので是非興味を持って頂ければと思います。